私が、高校生になって初めて働いた場所が、ファミリーレストランだった。もう二十何年も前の話になるが、当時は今みたいにたくさんファミリーレストランがなかった。レストランに食事に行くのも年に数回ほどだったのだ。そんなことであり、料理をを注文されたらその料理は、普通なにをつかってたべるか、また何をかけて食べるのか私にはさっぱりわからなかった。でも、そのレストランでは注文をされた料理に使う物を前もってテーブルに運んでおくようにと言われたのだ。
でもそれを店長は、自分で使う物を想像してみればすぐに分るだろうという。私と一緒に働きはじめた友達は注文されるとさっさと料理に使うフォークやスプーンそして調味料をかごに入れて用意するので、店長にいつも早いとほめられ、なかなか用意できない私はいつも怒られていた。聞いてみるとその友達はよく外食していて、どの料理に何を使ったらよいのか自然に覚えたというのだ。その時に私は、自分もファミリーレストランにたくさん連れて行ってもらっていればこんなに辛い思いをしなくてすんだのにな。と思ったものだ。
そんな私は毎日のように怒られていたのに辞めたいと思うことはなかった。なぜかというと店長のことが好きだったからだ。いつも怒られているのだが、ちょとしたときの笑顔が最高に素敵で少しでも一緒にいたいと思う気持ちが強くなってしまったのだ。そのようなことを言っても私はまだまだ子供で、相手は大人だ。年も離れているので相手にされることはないと分かっているが、店長に会えるだけで頑張れたのだ。このことがなければとっくに辞めていたと思う。懐かしい思い出だ。
レストランと言っても、ほんとうに最近はいろいろな種類があります。ファミリーレストランのように安くてお手軽な所から、ホテルの中に店を構えるちょっと高級な所まで。同伴する人や、その時々の利用目的に応じて、どこのレストランに行くかは変わってきます。私はと言えば年代的にも、やはり友人たちとふらっと立ち寄れるようなカフェ風のレストランを利用することが多いです。お洒落でそれなりに雰囲気も良く、メニューも豊富なレストランは増えてきていますから、どこに行くか迷ってしまいます。
ですが、雑誌やインターネットで行きたいレストランを探しながら迷ってみるのも、なかなか楽しいものです。
レストランとはフランス語。パリの町にはレストランとカフェがたくさん立ち並んでいます。その建物は古くからの歴史を感じさせてくれるものばかりで、町全体が歴史的建造物のようで、とても情緒があるのです。日本式にしてみると「食堂」といったところでしょうか。日本では明治時代から昭和初期にかけて、高級ホテルが開業されたんだそう。
レストランで食事をすることは、小さい頃はほとんどありませんでした。それは、近くにレストランがなかったからです。昔は、田舎には、ファミリーレストランもありませんでしたので、仕方ないですね。しかし、レストランというと、ファミリーレストランといえども、高級感があるような気がします。
レストランは、子どもの頃は家族で時々行くイベントのような場所でした。今のファミリーレストランのようなお店はあまりなく、一般的なレストランといえば、デパートの上階にあるもので、洋食を食べる場所でした。ショーケースに並んだサンプルが、子どものわくわく感をアップしてくれたものです。いつも、食べてみたいのに、頼めなかったものに、シンプルなアイスクリームがありました。銀の足つきの皿に、ウエハースと一緒に盛られていたものです。
わたしは料理が得意ではありません。しかも、独身で仕事が忙しいのをいいことに、自炊をサボることもしばしば。スーパーのお惣菜やお弁当のお世話になることも珍しくありません。家計を改善したいという目標があるのですが、なんとかしなくては、という自問自答の日々。舌とお腹だけは肥えてきて、腕を伴わないのがなんともお恥ずかしいことです。前置きが長くなりましたが、友人、知人には、レストランで一回食べただけでその味を再現できるというツワモノがいます。
食べながら、「このお料理には、多分この調味料が入っている」という感じで、わかるのだそうです。